2005年9月号
編集後記

この9月から、今まで編集次長を担当しておりました加藤多恵子が編集長に就任し、江原は編集委員長と編集長を兼務していた状態から編集委員長に専任することとなりました。引き続きましてご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、これまでを読者の皆様と短く総括して加藤編集長にバトンをお渡ししたく思いますが、8月4日に本ジャーナルの発行推進委員会が開かれました。その席上で相澤委員長から「スタートしたときにたくさんの意見を皆様からもらい、当初の方針を変えねばならないほどであったが、内容が続くのか心配の点もあった。それが次々と題材が増えているのは頼もしい。この半年の展開を見直して、大方針をどのように捉えるべきかの意見を再度頂きたい」との挨拶がありました。本ジャーナルの毎月のヒット件数は1万件弱です。これを多いと見るか、少ないと見るかの考え方は分かれました。誰が読んでいるのかも大きな関心事ですが、MOT担当者や、ドクターコース、ポスドクなどの参考になっているのかなどの指摘がなされました。ベンチャーに関心が高い学生層が関心を持つようなトレンドが必要との意見も貴重でした。産学連携のプロは本サイトを知っているかもしれないがその他の人は入り口がわからないという指摘もありました。これには年度内をかけて解決してゆかねばならないと思っています。読者の皆様の声に応えるコンテンツ作りに今後も全力を挙げてゆく所存です。

(江原編集委員長)

9月から、江原秀敏編集委員長兼編集長の編集長の部分を加藤多恵子が担当させていただくことになりました。産学官連携の問題は関与する要素が多岐にわたり、また、それらの関係性は多様で、かつ関連する分野は広大です。本ジャーナルが掲載対象とする分野や取り上げる課題、課題の切り口などは多彩にならざるを得ません。そんな中で、まずはこの新しいジャーナルが、今日の読者に役立ち、かつ興味を持っていただける情報を発信することを目指したいと思います。同時に、将来を開くオピニオンリーダーとなるジャーナル目標もあります。読者の皆様のご理解とご助言を期待しておりますので、何卒よろしくお願いいたします。  

産学官連携に関連してよく聞くキーワードに、「人材」や「ネットワーク」などがあるかと思います。本号では掲載記事の多くにこれらのキーワードから生まれるコンセプトが見られます。現在、産学官連携を進める上で人材が質的、量的に大いに求められていることを反映しているのでしょうか。人材が偏在するのでなく、その力が広範な場で共有され、すなわちネットワーク化が進むことは、連携を効果的、効率的に進める重要な要素でありましょう。地域で産学連携を進める上でも研究機関の横のネットワークを張れば、さらにダイナミックな連携が進み、研究、技術の産業化が促進されることを主張する記事が掲載されています。

(加藤編集長)